ピンポンパンアルバム 4







けいこお姉さんの時代

 いよいよピンポンパン最後のお姉さん、5代目井上佳子(けいこ)お姉さんの登場です。番組に登場するキャラクターもいっそう多彩となります。思い出せるだけでも、虫歯仮面、ジョリジョリマン、ドビンさん(英会話)、レディ−バッグ(3人組の女の子)、バビが挙げられます。また番組の歴史の後半にはビッグマンモスも人数が整理されて少数精鋭(7名)となりました。(ただし最終回が近づくと若干人数が増えています。かおりお姉さんからけいこお姉さんの時代にかけてはメンバーの入れ替わりがとても頻繁で正直いって僕も混乱しています。)

 佳子お姉さん

 実は佳子お姉さんが歌った曲で僕の記憶に残っているものが非常に少ないのです。当時の僕は高校受験を経て高校に進学した頃で、あまり真剣に番組をみていなかったせいでしょう。悔やまれます。お姉さんが歌ったものでは『おーい、かばくん』『雪やこんこん』が記憶に残っています。あとビッグマンモスの『雪のこぼうず』もありましたね。この曲は何度もくり返して番組の中で紹介されていました。他のキャラクターが歌っていたものでは、虫歯仮面とジョリジョリマンの『俺たち虫ジョリ族』(「おとなもこどももひげはやせ!」のフレーズは大笑いでした。とても面白く愉快な名(迷?)曲です。)が強烈に印象に残っており、他にはエンディングのピンポンパンディスコくらいですかねえ。ちょっと残念ですがインパクトのある曲が少ない時代だったと思います。(というか、わずか1年間でしたからね。仕方のないことでしょう。)

 虫歯仮面 ジョリジョリマン

 次に当時のキャストと番組の写真です。

   番組のキャストとワンシーン

 少数精鋭化されたビッグマンモス ビッグマンモス、レディーバッグと佳子お姉さん

 ここで忘れてはならないのが女の子3人組のグループ『レディ−バッグ』です。ビッグマンモスの女の子版といったところでしょうか? レディ−バッグは長いピンポンパンの歴史のなかでは本当に最後の最後の方の登場となりましたが、ビッグマンモスと共演した『ミュ−ジカルジョッキ−』ではその存在感を十分にアピールしました。(3姉妹という設定でした。結構歌は上手でしたね。)個人的にはもっと早く登場してくれてもよかったのではと思っているのですが。

 けいこお姉さんと番組のキャスト

 やがて番組は終了を迎えます。「時代の流れで仕方なかった。」という言葉で済ませてしまうには少し寂しい気もしますが、ピンポンパンは変わりゆく時代を背景に十分にその役目を果たしたと僕は思います。そのことを考えれば、番組の終了はちょうどいいタイミングだったかも知れませんね。次第に人気の落ちていくピンポンパンなんて僕は考えたくないし、いい区切りだったと思うようにしています。 番組最終回のクロージングのテロップに『さようならのむこうは明日へのとびら』とありました。ピンポンパンは終了するけれどまた新しい時代(歴史)が始まりますよ、というメッセージだったのでしょうね。ともかく僕の記憶に残った名曲の数々は決して色あせることなく、これからもずっと新鮮であり続けると思います。今後、次世代の子供たちにこのような優しく素敵な曲を伝えていくことに一層の努力をしたいと思っています。ぜひともご声援ください。

 『おーい、かばくん』より